入籍の日にちや結婚式の日取りを決めるときに、まず初めに気になることがお日柄がいいかどうかです。
一昔前から、入籍日や結婚式の日にちを決めるときには、『お日柄のいい日』が好まれます。
六輝(ろっき)や六曜(ろくよう)と呼ばれるお日柄を確認するのですが、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?
プロポーズをされてこれから入籍をする人や、入籍が終わり結婚式を挙げる予定の人は、知っておいた方がいいものになります。
式場見学のときでも、「お日柄は気にしますか?」と質問をされますので、答えられるようにしておきましょう。
この記事では、入籍日や結婚式の日取りを決めるための、縁起がいい日について紹介していきます。
最後まで読めば、あなたも六輝について詳しくなれますよ。
入籍日や結婚式の日取りの決め方は?
入籍日や結婚式の日取りを決めるときには、お日柄のいい日が好まれ、人気なために結婚式の予約も先に埋まっていきます。
最近では特にお日柄は気にせず、記念日や誕生日、11月22日(いい夫婦の日)のように語呂で決めたりするカップルも増えております。
しかし、おじいちゃん・おばあちゃん世代やお父さん・お母さん世代では、お日柄が重視になってくるため、お日柄のいい日はしっかりと確認をしておく必要があります。
お日柄を決めるときの六輝(ろっき)とは?
六輝(ろっき)とは、日の吉兆を判断する考え方で、カレンダーに記載されている先勝・先負・大安・友引・赤口・仏滅の6種の日のことをいいます。
昔から、物事を行うときには、六輝を基準に決めていました。
六輝は、もともと中国で時間を区切るために使われており、日本には鎌倉時代末期から室町時代に伝わったとされています。
時代の流れとともに読み方や使われ方も変わっていき、江戸時代末期には、時間ではなく日を占うものとして使われるようになりました。
今なお根付いている六輝は、入籍日や結婚式の日取りを決めるうえで大事になってきます。
六輝それぞれの意味は?
六輝には、先勝・先負・大安・友引・赤口・仏滅と6種があります。
それぞれ意味があり、入籍や結婚式に向いているお日柄と向いていないお日柄があります。
それぞれどういう意味があるのか詳しく説明していきます。
大安(たいあん)
大いに安しの意味。
終日万事吉とされており、1日を通して何をするにも縁起が良く、最高の吉日です。
結婚式では一番いい日のため、とても人気があります。
大安の日はだいぶ先の月まで日にちが埋まっていることが多いので、大安を希望するカップルは、早めの式場見学が必要になります。
友引(ともびき)
友を引くという意味。
友に幸せのお裾分けをするとして、大安の次に縁起がいい日です。
ただし、午の刻である11〜13時は「凶」となので、その時間の挙式は避けられます。
式場での予約は、大安の次に友引の日にちが早く埋まります。
先勝(せんしょう/さきがち)
先んずればすなわち勝つという意味。
何事も急いで行動することが吉のため、午前が「吉」となります。
なので先勝の日程の場合は、午前に挙式を行い、昼に披露宴を行うのがよいとされています。
先負(せんぷ/さきまけ)
先んずればすなわち負けるという意味。
何事も急がず控えめにするのが吉のため、先勝とは逆に午後が「吉」となります。
そのため、午前に準備をし、午後からの結婚式がよいとされています。
赤口(しゃっこう/しゃっく)
一般的に厄日と言われ、新しいことや祝い事にはふさわしくない日になります。
ただし、午の刻である11〜13時は「吉」なので、正午に挙式をスタートするのはよいとされています。
仏滅(ぶつめつ)
仏が滅するという意味。
最大の凶日のため、何事も慎むべき日とされています。
そのため、祝い事や結婚式には適さないので、避けられる日程です。
結婚式場によっては、仏滅割引があり安くなるので、お日柄を気にされないカップルは、仏滅に決めて安くするのも一つの手です。
また今では、『結婚式を仏滅で挙げるとこれ以上悪いことは起きない』という考え方もあるため、あえて仏滅に結婚式を挙げるカップルもいます。
しかし、親が仏滅を反対する家庭もありますので、必ず決める前に確認は必要です。
大安以外の入籍&結婚式におすすめの日
大安以外にも入籍日や結婚式を行う日にふさわしい、お日柄のいい日があります。
カレンダーには記載されておらず、1年間で数回しかありません。
大安を超える開運日とも言われております。
天赦日(てんしゃにち/てんしゃび)とは?
天が万物の罪をゆるす日といわれ、日本の暦のうえで最もの吉日になります。
1年でも5〜7日ほどしかないとても貴重な開運日です。
吉日や吉の時間帯と重なると運気がさらにアップします。
仏滅などの凶日や凶の時間帯と重なっても、縁起の悪さを打ち消してくれるといわれています。
一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)とは?
たった一粒のもみが万倍にも実る稲穂になるという意味で、物事を始めるのにとてもいい日です。
そのため、結婚式にもふさわしい開運日になります。
吉日や吉の時間帯と重なると縁起のよさが倍増します。
しかし、凶日や凶の時間帯と重なると、半減するといわれています。
入籍&結婚式におすすめ!2023年〜2024年の縁起のいいお日柄
プロポーズが成功し、これから入籍する予定の人や、これから式場を探し始める人はぜひ一度確認してみてください。
特にお日柄がいい日に入籍や結婚式をしたい人は参考になるので、確認をして日程を決めましょう。
2023年の縁起がいいお日柄
2023年の吉日が重なっている縁起がいい日をまとめました。
入籍をひかえている人や結婚式の日程をこれから決める人はぜひ参考にしてください。
・1月9日(月)大安/一粒万倍日
・1月21日(土)大安/一粒万倍日
・3月1日(水)大安/一粒万倍日
・3月21日(火)天赦日/一粒万倍日
・4月12日(水)大安/一粒万倍日
・5月10日(水)大安/一粒万倍日
・5月21日(日)大安/一粒万倍日
・6月2日(金)大安/一粒万倍日
・7月23日(日)大安/一粒万倍日
・8月4日(金)大安/天赦日/一粒万倍日【2023年で3つが重なる最も縁起がいい日】
・8月10日(木)大安/一粒万倍日
・9月18日(月/祝)大安/一粒万倍日
・9月30日(土)大安/一粒万倍日
・10月17日(火)大安/天赦日
・12月8日(金)大安/一粒万倍日
・12月19日(火)大安/一粒万倍日
・12月31日(日)大安/一粒万倍日
2024年のいいお日柄
縁起のいいお日にちは、結婚式場の空きは早く埋まってしまいます。
2024年のいいお日柄をまとめますので、参考にしていただいて、早めに式場見学にいきましょう。
・1月28日(日)大安/一粒万倍日
・3月15日(金)天赦日/一粒万倍日
・4月6日(土)大安/一粒万倍日
・5月15日(水)大安/一粒万倍日
・5月27日(月)大安/一粒万倍日
・7月17日(水)大安/一粒万倍日
・7月29日(月)大安/天赦日/一粒万倍日【2024年で3つが重なる最も縁起がいい日】
・9月12日(木)大安/一粒万倍日
・9月24日(火)大安/一粒万倍日
・10月11日(金)大安/天赦日
・11月2日(土)大安/一粒万倍日
・12月13日(金)大安/一粒万倍日
・12月25日(水)大安/一粒万倍日
・12月26日(木)天赦日/一粒万倍日
結婚式が多く挙げられる土曜日と日曜日に重なる日はわずかしかありませんが、大安のみの日はもっと多くあります。
土曜日と日曜日が大安と重なる日は、基本的には月に1〜3回くらいあります。
しっかり話し合って日程は決めよう
縁起のいいお日柄で結婚式をしたい人は多くいます。
しかし縁起がいいお日にちは既に埋まっている可能性もあります。
結婚式を挙げるのは縁起がいい日にちだけではありません。
あくまでも、毎日の縁起の良し悪しを判断する占いとして使われていたものになります。
一番大事なのは、2人ともお互いが納得した日にちを決めることです。
入籍日や結婚式の日にちは大事な記念日になります。
良好な関係を築くためにも、親も含めしっかりと話し合って決めていきましょう。
この記事が少しでも参考になったら嬉しいです。
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